ヌック
読み方:ぬっく
「居心地のいいこじんまりとした場所」のこと。
スコットランド語の「ヌーク(neuk)」が語源といわれています。
中世のスコットランド住宅には、暖炉のそばに作られた腰掛けがあり、その「暖炉脇の小さくて落ち着けるスペース」という意味から広まりました。
ヌックの広さは2~3畳ほどで「お部屋未満」のこぢんまりとした空間でつくられることが多く、壁やドアで仕切らず、段差や素材の違いなどでゆるやかにゾーニングします。
空間の隙間やデッドスペースを有効活用することができ、特にLDKなど開放的なスペースの中では、家族と場所を共有しつつも程よい寛ぎと集中スペースを設けることができます。