現場発泡ウレタン(断熱材)
読み方:げんばはっぽううれたん(だんねつざい)
ウレタン系の液体を施工の現場にて発泡させて吹き付けると、内部に気泡ができ、膨らんで固まる断熱材のこと。
隙間にも入り込んで膨らんで固まるため、気密性を高めやすい。また、施工が容易にできるため、地域性や施工方法による性能の差が生じにくい。
「現場発泡ウレタン断熱材」には大きく分けて、「軟質ウレタン」と「硬質ウレタン」の二種類がある。
「軟質ウレタン」
スプレー発砲した原料が100倍に膨張するため「100倍発泡」とも呼ばれる。「硬質ウレタン」に比べて軟らかく、軽いのが特徴。原液に対する膨張率が高くコストを安く抑えられるため、多く使用されている。
「硬質ウレタン」
スプレー発砲した原料が30倍に膨張するため「30倍発泡」とも呼ばれる。「軟質ウレタン」に比べてコストは高くなるが、断熱性や透湿抵抗(水蒸気の通りやすさ)の性能が高い。
■現場発泡ウレタン(断熱材)について詳細を調べる
<参考>ウレタン土木技術研究会 R-PUR工法とは(現場発泡ウレタン軽量盛土工法)>発泡ウレタンとは>発泡ウレタンの特徴